エスペラント語の国名表記とコード

ふと思い立って先日、エスペラント語による国名表記と2文字コードの一覧表を作ってみた。

ある方に、この一覧表についてご意見を伺ったら、エスペラント関係のメーリングリストで紹介もしていただいた。

なぜ、このような一覧表を作ったのかというと、あるコミュニティーサイトでは、メンバーの国名が2文字コードで表記されているからだ。これでコードから国名をいちいち調べるのは面倒。ならば、作ってしまえというのがベースだった。

ところが、いろいろ調べてみると、Vikipedio上にはすでに「Landokodoj」として掲載されているではないか。もうちょっと調べてから一覧表を作成するべきだった。

あの程度の一覧表でも、作成するには、かなりの時間と労力を要していたのだ。この労力はムダだったと言わざるを得ない。

エスペラント語のスペルチェッカー

探せばあるものだ。OpenOffice.org3.0に対応したエスペラント語のスペルチェッカーがあることを初めて知った。紹介記事は2008年10月に書かれたようだから、だいぶ前からリリースされていたようだ。

OOoの拡張機能としてリリースされているエスペラント語のスペルチェッカー「Esperantilo - spell check dictionary and grammar checker for Esperanto language」は、こちらからダウンロードできる。このページを見ると、Windows版、Linux版があり、この記事を書いている時点での最新バージョンは2010年2月にリリースされたもののようである。

インストール方法は、OOoの操作を分かっている人なら拡張機能マネージャーを使えばいい。また、簡単なインストール方法や使用方法は「OpenOffice.orgでエスペラントのスペルチェック」に詳しく記載されているので、そちらをご覧いただきたい。

さて、実際にスペルチェックを動作させてみる。スペルミスがある単語の下には赤のアンダーラインが表示される。青のアンダーラインは文法的に問題がありそうな単語だという。また、辞書機能により、間違いのあった単語の正しい候補も表示される。

エスペラント語のスペルチェッカー

ここで例として取り上げたのは、この記事を読んでいる人ならたぶんご存知と思うが「KARLO」のテキスト文書だ。だから、アンダーラインもこの程度なのだろう。ちなみに、スペルチェックに引っかかっているのは固有名詞や造語だ。

自分の文書はどうだったのか。赤のアンダーラインがずらずらと並び、とても恥ずかしくて人様に見せられるようなものではなかった。

Pri la HENOHENOMOHEĴI

Jen la HENOHENOMOHEĴI.

henoheno.jpg

Mi aperigis mian vizaĝon en interreto.Ĝi ne estas foto,sed desegnaĵo.Kaj ĝi estas petolskribaĵo per japanaj literoj,nomata HENOHENOMOHEĴI.
Kiam geknaboj skribas petolskribaĵojn de vizaĝoj de homoj sur muro aŭ papero,desegnas tiun.Kompreneble ankaŭ geplenaĝuloj uzas kelkfoje tiun por desegni sian vizaĝon.
Ĝi estas malnova japana Arto ASCIIMiensimbolo.

Se vi povas legi la anglan lingvon;EK!
Se vi povas legi la hispanan lingvon;EK!
Se vi povas legi la japanan lingvon;EK!

エスペラント文字の表記備忘録

これでエスペラント語の特殊文字は、ブラウザ上においては正しく表記されるはず。多分、できるだろう。

【代用表記】 Cx,Ch,C^
【正規表記】 Ĉ (&#_264_;)
【代用表記】 cx,ch,c^
【正規表記】 ĉ (&#_265_;)

【代用表記】 Gx,Gh,G^
【正規表記】 Ĝ (&#_284_;)
【代用表記】 gx,gh,g^
【正規表記】 ĝ (&#_285_;)

【代用表記】 Hx,Hh,H^
【正規表記】 Ĥ (&#_292_;)
【代用表記】 hx,hh,h^
【正規表記】 ĥ (&#_293_;)

【代用表記】 Jx,Jh,J^
【正規表記】 Ĵ (&#_308_;)
【代用表記】 jx,jh,j^
【正規表記】 ĵ (&#_309_;)

【代用表記】 Sx,Sh,S^
【正規表記】 Ŝ (&#_348_;)
【代用表記】 sx,sh,s^
【正規表記】 ŝ (&#_349_;)

【代用表記】 Ux,Uh,U~
【正規表記】 Ŭ (&#_364_;)
【代用表記】 ux,uh,u~
【正規表記】 ŭ (&#_365_;)

※使用する場合、アンダーバーはトルツメ

なぜエスペラント語なのか

けっこうエスペラント語を学んでいる人は多い。Blog「何でも語るページ」の管理人であるSyuさんは、エスペラント語を学び始めて10年ぐらいだという。そこからすると、“しのご”なんかエスペラント語を学習し始めてたった10ヵ月だから、その成果も押して知るべし。

よく聞かれるのは「なぜエスペラント語なんかを始めようと思ったのか?」ということ。簡単に言えば、そう深い考えもなく思いつきに近い。というのは本音ではなく、ちょっと競争率の低い言語を学んでみたいと思ったから。外国語といえば英語一辺倒だった昭和40年代のオイルショックの時、中東に進出している企業はこぞってアラビア語ができる人材を求め、外国語大学アラビア語学科の学生は就職戦線においてモテモテだったらしい。そんな二番煎じ狙い・・・。

大型書店の言語関係の書棚を見れば、おおよそ7割程度は英語の学習書だ。残り2割がフランス語、ドイツ語、ロシア語、中国語などで、さらに残る1割にベトナム語とかポーランド語など世界中のさまざまな言語が押し込まれている。だから“しのご”のターゲットは、この1割程度の書棚にある各種言語ということにしたわけだ。

調べてみると、エスペラント語の使用者は確かに少ない。少ないけど、使い手は世界中に散らばっている。このインターネット時代、世界中のどこにいようとコミュニケーションが図れるわけだから、この言語を利用しない手はない。と、そんな単純な理由でエスペラント語の世界へ入ったのであった。

「エスペラント語は学習が簡単」という触れ込みだったのだけど、これは大間違い。まがりなりにも『言語』なわけだから、習得にはやはり苦労する。壁はいくつもある。

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業務日誌ですから、業務のある日は毎日更新する(?)はずです。

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