OOo2.4への追加機能

OpenOffice.org2.4への追加機能パッチ(2.4.0.1)がリリースされたようです。パッチということで、インストールにはOOo2.4がインストールされていなければなりませんね。

追加機能としては、次のようなものだそうです。
-> Writer 関連
 ・均等割付の追加
 ・縦書き時のふりがな位置の改善
 ・Word ファイル読込時のレイアウト崩れ対策
->Calc 関連
 ・PHONETIC() 関数の追加

自分としてはWriterの使用頻度が高いので、Writerの機能追加は助かります。なにしろOOoは、あまり日本語にやさしくなかったですから・・・。今回リリースされた機能は、OOoの次期バージョンである3.0に正式に搭載されるかもしれないとのことです。

追加機能パッチ(2.4.0.1)は下記からダウンロードできます。
-> http://jsdp2007.net/

本当にOOoはWin98マシンで動くのか

2008年3月末にリリースされた(正式アナウンスは4月3日)OpenOffice.orgの最新バージョン2.4、Windows版は、Windows98でも動作可能だ。VistaあるいはXPで動いて当たり前。でも、本当に98マシンでも動くのだろうか。

知り合いが不要になったWindows98マシンを贈呈するというので、ありがたく頂戴し、ちょっと試してみた。果たして、Windows98で最新バージョンのOpenOffice.org2.4は動くか。

OpenOffice.orgの動作環境を見てみると、Windows98、メモリ128MBとしか記載されていない。マシンのスペックはWindows98SE(たぶん)、CPU300MHz、メモリ64MB。ちょっと力不足。最大メモリは256MBということなので、古いメモリをかき集めて最大スペックの256MBにメモリを増設した。

いよいよOpenOffice.org2.4をインストール。起動させてみると、起動画面を表示したまま立ち上がらない。やはり、無理だったのだろうか。FAQサイトで調べてみると、次のようなことが分かった

■Windows98でインストールしたら、起動時にエラーメッセージが表示されました。
->原因
 Windows にインストールされている OLEAUT32.DLL が古い。
->対処
 新しい OLEAUT32.DLL が含まれている MS 社などの他のソフトをインストールする。たとえば、DCOM98、MS Office、サービスパック など。

DCOM98を検索すると、Microsoftのサイトからダウンロードができるので、これをダウンロードしてインストール。ファイルサイズも小さいから、あっけなく終わる。

再起動させてから、OpenOffice.org2.4を起動させてみると無事立ち上がった。とりあえずWriterで文書をちょこちょこと打ってみるものの、特に問題はなさそうだ。

Windows98のころのMS-OfficeといえばOffice97でWord98、Excel97、PowerPoint97あたりだ。いまやWindowsVista、XPでOffice97を動かそうという者もほとんどいないだろうし、ましてWindows98ではMS-Office2003や2007などは動かない。

ところがOpenOffice.orgの最新バージョンはWindowsVistaやXPはもちろん、そして記載どおりWindows98でも動作した。そのように動作環境に書かれているのだから当然だけど、この結果にちょっと感動。旧式マシンでも最新マシンと同じ環境で作業ができるというのは、かなり気分がいい。

リモートバックアップとリモートリストア

PukiWikiを使用してサイトを構築している場合、最新の情報は常にサーバー上にある。万が一サーバートラブルが発生して、データがすべて吹き飛んだようなときには、もうこれは泣くしかない。

特に格安のレンタルサーバーなどでは、データのバックアップをしていないことも多い。実際とある格安レンタルサーバーの障害情報に「データが失われている可能性があります。FTPなどでファイルをアップロードしてください」などと書かれていた。これはとても怖い。

そのためPukiWikiには全ページを一括してバックアップするリモートバックアップ機能、また一括して元に復元するリモートリストア機能がある。マニュアルには簡単にしか記載されていないので、そのやり方を書いておきたい。ただし、失敗することも考えられるため、すべては自己責任でお願いします。

プラグインの準備
デフォルトでは機能しないようになっているので、まずはプラグインのdump.inc.phpを書き換える。FALSEの部分をTRUEと記述してアップロードしておく。

●define('PLUGIN_DUMP_ALLOW_RESTORE', FALSE); //FALSE,TRUE
  ↓
●define('PLUGIN_DUMP_ALLOW_RESTORE', TRUE); //FALSE,TRUE

次に、もしサイトのアドレスがwww.hogehoge.co.jpであるのなら、下記のURLにアクセスしてみる。
http://www.hogehoge.co.jp/?plugin=dump

書き換えた後にアクセスすると、dumpプラグインによるリストア画面が表示される。

PukiWikiリストア画面

バックアップ手順
1.バックアップデータは「〜.tar.gz形式」か「〜.tar形式」に圧縮されてダウンロードされる。ここはデフォルトの「〜.tar.gz形式」を選んでおけばいいでしょう。

2.バックアップディレクトリ
バックアップされるディレクトリは、(1)Wiki:wikiのページ全体、(2)attach:添付ファイル、(3)backup:履歴データ次の三つで、すべて保存しておきたい場合には、すべてにチェックマークを入れておけばいいでしょう。

管理者パスワードを入力してOKボタンをクリックすれば、ダウンロードが始まる。

リストア手順
リストアページにアクセスし、バックアップファイルを選択して管理者パスワードを打ち込めば、自動的にリストアされる。同じ名前のファイルは、すべて上書きされるし、wikiだけをバックアップしたような場合、設定ファイルなどは保存されないため、pukiwiki.ini.php、追加や書き換えなどを行ったプラグインなどのファイルはアップロードし直す。

キャッシュ更新
データのリストアが終わったら、linksで下記へアクセスし、ページのキャッシュを更新すること。
http://www.hogehoge.co.jp/?plugin=links

links更新画面

慣れれば簡単な作業。でも課題もある。大規模なサイトともなると、例えばattachだけでも10数MB以上になるかもしれない。しかし、バックアップのダウンロードはできても、リストアのアップロードができない。


その理由は、PHPのアップロードサイズが1024KBしかないので、これを超えるファイルはアップロードできない。PukiWikiのスクリプトに同梱されているINSTALL.txtにも、次のように書かれている。

dumpプラグインにはdumpプラグインで取得したファイルの中身をPukiWikiに展開する機能(リモートリストア)も用意されています。ただしファイルに含まれていない データをPukiWikiから削除する機能はありません(常に上書きになります)し、WebサーバーやPHPのアップロードファイルサイズ制限を越えるファイルを利用することはできません。またこの機能はデフォルトで無効になっています。

詳しいリモートバックアップ、リモートリストアの手順については、下記へ記載したので興味のある方はどうぞ。

PukiWiki備忘録/番外編その1

Profile

しのご
しのご
業務日誌ですから、業務のある日は毎日更新する(?)はずです。

New Entries

Comment

Categories

Archives(295)

Link

Search

CONTACT