業務日誌♯35

プロジェクターなんかを使ってプレゼンを行う場合、手元に話すべき項目の資料やメモを準備しているのではないだろうか。ほとんどの人は、手元の資料をゴソゴソさせながら話しているケースが多い。

また、研究発表会のように一人の持ち時間が○分間などと決められている場合、準備ができたら腕時計をはずしてノートPCの脇に置く。これも、よく見かける光景だろう。

プリントアウトしたメモや時計を準備することは、不要なのだ。ImpressでもPowerPointでも、設定だけしておけばスライドショーを行っているとき、手元のノートPCの画面には必要な情報が表示される。

強調すべきポイントは「ノート」の部分に記載できる。また、スタートしてからの経過時間も表示できるのだ。ネット上で検索すると、この機能の設定方法はたくさんヒットする。それにも関わらず、こうした機能を知らない人は意外に多い。

Impressでスライドショーを行う場合、プロジェクターにはスライドそのものが表示されている。手元のノートPCにノートを表示させた場合は、次のようになっている。



現在表示中のスライドは左上に大きく、次に表示予定のスライドは左下に小さく表示されている。そして「Notes」ボタンをクリックすれば表示中のスライドのノートが右側に一番大きく表示されるわけだ。もちろん、経過時間の表示されているし、全スライドの表示などもできる。スライドの進む、戻るボタンも見やすい大きさで配置されている。

というわけで、Impressを使ってノートを表示させる方法を本体サイトに記載した。興味のある人はご覧ください。
■Impressでノートを表示

なお、PowerPointにも当然ながら同様の機能がある。PowerPointについては関知しなので、各自で検索すること。

必読書として、小難しい本を読むこともいいだろう。でも、少しは気軽にエンターテイメント小説も読みたい。さて、優良な(？)エンターテイメント小説にはどんなものがあるのだろう？

そんなわけで、ディーン･R･クーンツ著「ベストセラー小説の書き方」の巻末に紹介されていた読書ガイドを掲載してみた。ミステリーあり、スリラー、スパイ、SF、ファンタジー、冒険とラインナップされており、そのストーリー性から映画化されたものなどがある。

なにしろ20年以上前のリストだから、古い。古いけど、いま読んでも面白そうなものはたくさんある。興味があったら、読書ガイドをリスト化して読んでみてはいかがだろう。

「エンターテイメント小説を読む」へどうぞ。

ここでわざわざ取り上げなくとも、OpenOfficeにはPDF出力機能があることはご存知と思う。それも単にPDF出力をするだけではない。

閲覧制限はもちろん、印刷の可不可や編集制限といった機能も搭載している。この無償のOpenOfficeとAdobe Readerさえあれば、通常の業務なら十分ではないかと思う。

もっとOpenOfficeでPDFに関する便利な機能をみるならば、それはPDFファイルの編集ではないだろうか。すべてのPDFファイルというわけではないが、通常はDrawを使って編集可能だ。

さらに、拡張機能である「Sun PDF Import Extension」をインストールすると、ハイブリッドPDFファイルが出力できる。

ハイブリッドPDFとは何だ？　要するに、PDFの中にOpenOfficeのファイル形式を組み込むことで、Writerで作成しハイブリッドPDF出力したファイルはWriterで編集可能になるというわけだ。つまり、ハイブリッドPDFで保存しておくと、PDF編集は元ファイルを編集するかのごとく編集できるというわけ。

圧巻は、フォーム付きPDFファイルの作成だろう。官公庁などで申請書あるいは届出書で目にしたことがあると思うけど、Adobe Readerでもテキストの入力が可能なPDFだ(Readerでは保存は不可)。

このフォーム付きPDFファイルを作成するには、Acrobat9以降で、しかもStandard版ではなくPro版やPro Extended版を使わないと作成できないらしい。時間の余裕があれば、Pro版やPro Extended版の価格を調べてみて欲しい。よほどの理由がなければ、購入がためらわれるような値段だ。

というわけで、本体サイトにこうした「OpenOfficeのPDF出力機能」をまとめてみた。興味のある人はどうぞ。フォーム付きPDFのサンプルも作ってみたので、試してみてはいかがだろう。