言語の付加価値と下心

午前1時、BGMがわりに聞いていたのがTOKYO FMの「やまだひさしのラジアンリミテッドDX」。本日のゲストは、小池百合子環境大臣だった。

彼女はエジプト・カイロ大学へ留学、アラビア語を勉強していた。これについては著書もあるし、プロフィールとして知っている人も多いだろう。かなり前だが、古本屋で300円ぐらいで売っていたので、“しのご”も1冊だけ購入して読んだことがある。

さて、番組で彼女は「英語なんか、だれでもやっているし、競争率も高い。日本への資源輸出先として産油国のことを聞いていたから、中東へ行った」のだと。まぁ、そう驚くような話でもない。当時でも常識のある人ならわかっていたことだ。そして、話題がアルバイトに移ったら、これが面白い。

そう、彼女はアラビア語通訳のアルバイトをしていたらしい。「英語の通訳だとだいたい1万〜2万円。でもアラビア語通訳だと7万円だった」という。これはアラビア語dあからこその「プラスアルファの価値」であると自慢げに話していたのだった。

いま、右を向いても左を向いても語学といえば英語、英語、英語。そして、できて当たり前という風潮だ。英語の利用率が上がれば上がるほど、どの程度かはわからないけれども他の言語の付加価値は上がっているはずだ。もしかしたら、いまでも英語の通訳料を1とすれば、他の言語は4〜5ぐらいあるかもしれない。何かのビジネスモデルに使えないだろうか。英語以外の言語はプラスアルファの価値を秘めているのだから。

小池百合子環境大臣といえば、むかしむかしのことだけど会いそこねたことがある。当時“しのご”は某月報誌の編集者だった。同誌にはリレーエッセイのコーナーがあり、執筆陣は当時の小池百合子女史も所属する某学術団体のメンバーである。おそらく彼女はテレビキャスター時代か、やめていたにしても、その直後だったと思う。

彼女に執筆の順番が回ってきたので、確か自宅だったと思うが執筆依頼の電話をする。「あの〜ご執筆依頼でご説明にうかがいたいのですが・・・」「内容は知っているから、こなくていい」。2回目は「あの〜原稿を取りに伺いたいのですが・・・」「FAXで送るから、こなくていい」。校正はFAXのやり取りにはなったが、「あの〜仕上った本をお持ちしたいのですが・・・」「郵送でいいわ、こなくていい」。

テレビキャスターでもあったわけだし、“しのご”としては興味津々。とにかく会ってみたかった。下心が完全に見透かされていたのかもしれない・・・。
2006/02/17(Fri) 04:24:36 | 社会面
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