レトロな露出計(EXPOSURE CALCULATOR)

KODAK社の計算尺式露出計「EXPOSURE CALCULATOR」の実物を送ってきていただいたものの、使い方がさっぱり分からない。まずは現物を見ていただこう。

EXPOSURE CALCULATOR(表面)
EXPOSURE CALCULATOR(表面)

EXPOSURE CALCULATOR(裏面)
EXPOSURE CALCULATOR(裏面)

まずは表面から。「KODAK LTD., LONDON.」と記載されているので、イギリスで製作されたものなのだろう。また、真ん中には「OPEN SEA」だの「ROOMS」だのと書いてあるので、撮影シーンを選択するものと思う。左側は「2-2.8-4-5.6」や「1/1000-1/500-1/250」という数字が並んでいるので、絞りやシャッタースピードを表示している。右側の数字は、なんだ?

裏面を見ると、「G.M.T(グリニッジ標準時)」による時間、「B.S.T.」はイギリスのサマータイムと思う。それに撮影月の選択。円盤左側には快晴や曇天などのイラストがあるので、天候を選択するわけだろう。

では、回転する円盤で左側に表示されている数字を、どのようにセッティングするのだろうか? まったく不明、操作方法がわからない・・・。どなたかご存知の方がいましたら、ぜひとも教えていただきたいと思います。

セノガイドCと比較してみると面白い。セノガイドはfが「1〜32」、シャッタースピードは「1/2000〜8秒」。一方、EXPOSURE CALCULATORはfが「1.5〜32」、シャッタースピードは「1/1000〜8分」まである。これ以上は専門家ではないから、どう読めばいいのか分からない。

セノガイドCは世界中で使用できるように、説明書の「季節と該当月」の欄には主な適用国まで記載してあるが、おそらくEXPOSURE CALCULATORはイギリス専用かもしれない。
2007/01/31(Wed) 16:16:21 | 文化面

Re:レトロな露出計(EXPOSURE CALCULATOR)

hiroさん、ていねいに教えていただき、ありがとうございます。

実のところ、よく分からなかったのでほったらかしの状態でして・・・。英語には弱い、使い慣れている分、セノガイドCの方がよい、ということで出番はないです。

ちょっと試してみます。
しのご(2008/01/15(Tue) 08:54:29)

Re:レトロな露出計(EXPOSURE CALCULATOR)

赤いCINEのほうは昔なつかしの8mm映画を撮る場合のもので、静止画カメラならSTILLの方だけ気にすれば良し。

右側の数字はフイルム感度、ただしDIN表記ですね。
ASA100=DIN21、ASA200=DIN24、ASA400=DIN27、
みたいな感じで。
表面写真の状態だとDIN23(ASA160)で、Clouds(曇り)に合わせてあって、1/250の5.6半の状態。
ただし、これは太陽が南中している状態での話。

裏面写真は、季節や時間帯による光の強弱を補正する機能で、北緯50度あたりで使うことを前提にしてます。
たとえば4月の午前8時の帯をたどっていくと、
下の数字の34に落ちていきます。
同じ4月でもお昼の12時ですと同様に帯を
たどっていくと、落ちていくのは31です。
DIN34−DIN31=DIN3、
つまり、4月の午前8時だと、お昼の12時よりも
DINで3段階分(ISOなら倍半分、絞りやシャッターで言えば1段)ほど余計に露出をかけてやる必要がある、ということです。

セノガイドをお持ちならば、とっくに解決されていることかもしれませんが、通りがかりにおせっかいまで。
hiro(2008/01/15(Tue) 00:04:01)
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