オリンピック選手は語る

トリノ冬季オリンピックも終盤を迎えた。期待していた選手もメダルを取れないことで、喧々諤諤の様相を呈していることは、マスコミ報道で知るところであろう。

先日、ある夏季オリンピック競技種目ではあるが、この競技種目に参加した選手にいろいろと聞いてみた。
しのご「取材を受けるとき、スポンサーの手前、メダルを狙いますと言わねばならんのでしょ?」
某選手「私も言っていますね」
しのご「やっぱり。己の実力を考えてメダルは無理だと思う場合なんか、どうするの?」
某選手「○○○(競技団体)からも、メダルを取ると言えといわれてますから」
しのご「・・・やはり・・・」
この選手は70〜80名ほどの選手が参加する種目において、アテネオリンピックでは30位代に入った選手である。もちろん、世界の中での己の実力は知っているから、2004年アテネオリンピック直前に、2008年開催である「北京で(メダルあるいは入賞を)目指したい」と語っていたものだ。

このような実情が内在しているであろうことは、素人でも容易に推測できる。にもかかわらず、選手の言葉をそのままニュースとして掲載するマスコミもマスコミだ。ただ画像を流すだけで、分析することを知らないテレビメディアなら、それでもいいだろうが、少なくとも新聞社あたりは正確な分析記事を掲載してもらいたいものだ。

確かAP通信だったと思うが、「トリノオリンピックで日本の獲得メダル数は1個」という記事を配信したらしい。こうした分析をテレビには期待していないので、ぜひ新聞社には記事掲載して欲しい。
2006/02/22(Wed) 11:53:46 | スポーツ面
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