参考図書の備忘録

図書館から「書くためのパソコン」(中野明、PHP新書、2000/06/05)を借りてきた。読んでみたら、だいたいは既知のことばかりであったが、百科事典の使い方というのは知らなかった。

百科事典とは、字引のように五十音で引くものではなく、索引から引くものなんだという。どうりでぶ厚い索引集があるわけだ。こいつを使いこなすと、論文の1本ぐらいは簡単に書けてしまうらしく、特に最近の電子百科事典を使えば、もっと効率的に使いこなすことが出来るという。

それはともかく、巻末の付録として「読んで得する文章読本」があったので、備忘録代わりに書いておこう。この本より、参考図書の方が魅力がありそうな気もする。

■方法を探る
・知的生産の技術:梅棹忠夫(岩波新書、1969年)
・取材学:加藤秀俊(中公新書、1975年)
・知性の磨きかた:林望(PHP新書、1996年)
・P.G.ハマトンの知的生活:P.G.ハマトン(三笠書房、1994年)
・知的生活の方法 続知的生活の方法:渡部昇一(講談社現代新書、1976年、1979年)
・メモの技術:中野不二男(新潮選書、1997年)
・「超」知的生産とパソコン:野口悠紀雄(アスキー出版、1998年)
・情報の技術:日垣隆(朝日新聞社、1997年)
・方法序説:ルネ・デカルト(岩波文庫、1953年)

■発想を研ぎ澄ます
・アイデアのつくり方:ジェームス・W・ヤング(TBSブリタニカ、1988年)
・発想法:川喜多二郎(中公新書、1967年)
・NM法のすべて:中山正和(産能大学出版部、1977年)
・図解発想法:西岡文彦(JICC出版局、1984年)
・知的複眼思考法:苅谷剛彦(講談社、1996年)

■執筆を学ぶ
・理科系の作文技術:木下是雄(中公新書、1981年)
・論文の書き方:清水幾太郎(岩波新書、1959年)
・論文作法:ウンベルト・エコ(而立書房、1991年)
・創造の方法学:高根正昭(講談社現代新書、1979年)
・読み書きの技法:小河原誠(ちくま新書、1996年)
・ワープロ作文技術:木村泉(岩波新書、1993年)

■文章を磨く
・現代文の書き方:扇谷正造(講談社現代新書、1965年)
・文章の書き方:辰濃和夫(岩波新書、1994年)
・考える技術・書く技術、続考える技術・書く技術:板坂元(講談社現代新書、1973年、1977年)
・センスある日本語表現のために:中村明(中公新書、1994年)
・日本語練習帳:大野晋(岩波新書、1999年)
・「分かりやすい表現」の技術:藤沢晃治(講談社ブルーバックス、1999年)

読んだものもあれば買っただけでホコリをかぶっているものもあるし、もちろん読んでいないものもある。なんか古本屋へ行けばワゴンにごそっと入れらていそうな本、図書館でも閉架書庫行きになっているようなのが多い気がする。
2007/09/03(Mon) 19:38:40 | 文化面
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