スキャナーの補修

ここ1年ほどスキャナーの調子が悪い。電源スイッチを押しても、電源が入ったり入らなかったりで、スキャナーを使用する場合にはイライラしていたものだ。不良の原因は電源スイッチにあるだろうということは予測ができていた。

もうたまらん。というわけで、スキャナーを分解し修理してみることに。

まず、カバーをはずして基板上の電源スイッチをオンオフしてみると正常に動く。電源スイッチそのものにトラブルはない。よくよく見てみると、このスキャナーの電源スイッチ周りの構造はこのようになっていた。

カバーに取り付けられている電源ボタンは、ちょうど画鋲のような形をしていて、その針に該当する部分の先端には穴が開いている。穴には電源スイッチまでの距離を稼ぐために、これまた画鋲のような形のプラスチック部品が挿入されているのだ。画鋲の針の先端同士をふたつつなげたようなスタイルだ。

よくよく観察すると、継ぎ手部分の穴に0.1mm程度の亀裂が走っている。この亀裂があるために電源ボタンを押して電源スイッチをオンする力が加わっても、継ぎ手部分の亀裂が広がることにより、その力が吸収されてしまう。これでは動作が不安定になるわけだ。長年の使用でプラスチック部分に亀裂が入ったのだろう。部品の強度不足であり、はっきり言ってこれはメーカーの責任だ。

ともあれ、原因が分かれば修理は簡単。亀裂部分を瞬間接着剤で固める。テンションを多少高めるため、画鋲型をした電源ボタンの針に相当する先端部の穴の中に、米粒ほどに丸めたティッシュペーパーをつめる。そして再組み立てをして修理は終了。

スキャナーが正常動作をしていることは、言うまでもない。メーカーには、細かな部品ひとつひとつについても手を抜かず、しっかりとした強度を持たせて欲しいものだ。
2005/03/10(Thu) 11:36:07 | IT関連
Tittle: Name:

Profile

しのご
しのご
業務日誌ですから、業務のある日は毎日更新する(?)はずです。

New Entries

Comment

Categories

Archives(295)

Link

Search

CONTACT