名簿とプライバシー

いま、ある団体約300名の会員名簿を編集中だ。この名簿を会報に掲載するかどうかで思案中である。プライバシー情報の流出が相次ぐ現在、これをどの程度まで公表するべきかでクライアントも思案中だ。
“しのご”個人的な考え方としては、団体の会員名簿なのだから一部分を公表することは止むを得ないだろうと考えている。こうした名簿は、本来関係者以外の外部へは流出しないはずだ。しかし、実際には外部へ漏れ出し名簿業者などの餌食となっているのは、DMを受け取ったことのある方なら予測できるだろう。

“しのご”のデータも、さまざまな名簿に掲載されている。やはり、この中のひとつが流出したようで、関係する業者からひんぱんにDMが来るようになった。笑えるのは、その団体の名簿では住所に脱字があったのだが、脱字の住所のままDMが届くことだ。郵便配達員は優秀だから、誤植や脱字があっても配達してくれる。

きちんとデータを取ったわけではないが、数%のDM発送業者は、住所などをチェックしているようで、さすがに住所がおかしいと思われる部分を削除している。

名簿にデータを掲載される場合、わざと誤字脱字あるいは旧字を使ってみると面白いかもしれない。そのままでDMが届けば、どの名簿が流出したのかが判明するし、名簿を流出させた団体は情報管理が甘いのだから、一歩距離をおくこともできるだろう。
2003/09/15(Sun) 17:45:57 | 社会面
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業務日誌ですから、業務のある日は毎日更新する(?)はずです。

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