デジタルデバイドの行方

デジタルデバイドとは、情報技術を使いこなせる人と使いこなせない人との間に生じる格差をいう。狭義的には、かつてがパソコン活用をめぐる問題であり、現在では電子メールの有効活用やインターネットの活用が挙げられるかもしれない。
これまで使いこなせない人は「使いこなせなくともかまわない」と居直り、「他のやり方があるはず」と別の道を求め、またそれを受け入れる道はあった。しかし、最近はここに異変が生じているようだ。

それはインターネット普及に伴うWebサイトのコンテンツ充実とインタラクティブ性の進展にある。業務において、ベースとなる部分がネットを活用しなければならなくなった結果、前記のように居直っていたのでは業務遂行ができなくなってきたのだ。

いま、それまで居直っていた方々から「どうしたらいい?」と問合せがある。なぜインターネットに参画しなければならないか、その理由を聞いてみると、「相手との情報収集力に大きな格差が生じてきた」ことが一番多い。そのため「スムーズに業務を進められない」とも言う。

入門者向けのパソコン教室やNHK教育テレビのパソコン講座などを利用していた方々を第一波とすれば、第一波のヤマは超えただろう。これから、第二波が訪れるかもしれない。ただし第二波の方々の属性は第一波グループとは違うと考えられる。それは短期間で第一波グループと同等レベルまで追いつかなくてはならない課題を持っているからだ。
2003/10/29(Tue) 18:11:48 | 社会面
Tittle: Name:

Profile

しのご
しのご
業務日誌ですから、業務のある日は毎日更新する(?)はずです。

New Entries

Comment

Categories

Archives(295)

Link

Search

CONTACT