いいかげんにして欲しいと思うほど、ネット上には「ブルワーカー」の広告サイトがある。昔はマンガ雑誌にも広告が掲載されていたから、ブルワーカーを見たことがある、買ったことがあるという人は多いに違いない。
難点は、ネット上ではアフェリエイト目的の記載や、これからブルワーカーをやってみようといった書き込みがほとんど。まれにやってみたけど、効果がみられないといったものもが中心だ。こうした記載者は、1週間から1ヵ月程度の軽いトレーニングごときで、筋力におおわれた姿に本気でなれると思っていたのだろうか? バカバカしい。しっかりしたトレーニング方法、体型の変化などを記載しているサイトは実に少数だ。
ともかく、「広告関係」や「ブルワーカーは本当に効くのか?」といった質問は他のサイトを見ていただくとして、ここでは「ブルワーカーX5」を使ったトレーニング効果をみてみたい。なにしろ、過去に入手して使ったことがあるものの、何年かぶりに運動不足を感じて久しぶりに手にするからだ。
まずは、持っている「ブルワーカーX5」を使ったトレーニング表を作成した。というのは、トレーニング番号などはマニュアルどおりであるが、このでかいポスターのような表組みはジャマになる。日本の住宅環境では、ともかくジャマなのだ。
他のサイトを見てみると、トレーニングメニュー表をA4サイズで作成しているようなので、自分でも作ってみる。下記のようなものだ。
まぁ必要だと思ったなら、表組みを参考にするなりして自作して欲しい。と思ったけど、参考までにどうぞ。*1*2
ただし、自分がわかればいいだけなのできれいな画像ではない。ここの「サイト」から42個のメニュー画像を探し出して制作したので、興味のある人は自分で制作してほしい。
ケガというか体調不良というか、ダブルでの負傷のためしばらくお休みです。
2013年9月15日にトレーニングをスタート。下記は10週ごとのトレーニング内容だ。
-111週間:アップ19×20回、1〜26アイソトニック、ダウン19×40回
-112週間:アップ19×20回、1〜28アイソメトリック、ダウン19×40回
-113週間:アップ19×20回、1〜30アイソメトリック、ダウン19×40回
-114週間:アップ19×20回、1〜32アイソメトリック、ダウン19×40回
-115週間:アップ19×20回、1〜34アイソメトリック、ダウン19×40回
-116週間:アップ19×20回、1〜36アイソメトリック、ダウン19×40回
-117週間:アップ19×20回、1〜38アイソメトリック、ダウン19×40回
-118週間:アップ19×20回、1〜40アイソメトリック、ダウン19×40回
-119〜120週間:アップ19×20回、1〜42アイソメトリック、ダウン19×40回
ブルワーカーを実施した成果は下記の通り。*3*4 なお、自分の乏しい知識と測り方で計測していますから、多少の誤差は勘弁してください。
週単位 | 10週間 | 20週間 | 30週間 | 40週間 | 50週間 | |
期日 | 2013.11.4W | 2014.2.1W | 2014.4.2W | 2014.6.3W | 2014.8.5W | |
首まわり | 38.0cm | 38.0cm | 38.0cm | 37.5cm | 37.0cm | |
肩幅 | 44.0cm | 44.0cm | 44.0cm | 44.0cm | 44.0cm | |
胸囲 | 92.0cm | 91.0cm | 93.0cm | 91.0cm | 91.5cm | |
前腕 | 右 | 28.0cm | 27.0cm | 28.0cm | 27.0cm | 28.0cm |
左 | 28.0cm | 27.0cm | 28.0cm | 27.5cm | 28.5cm | |
上腕 | 右 | 32.0cm | 32.0cm | 33.0cm | 32.0cm | 33.0cm |
左 | 32.0cm | 31.0cm | 31.0cm | 31.0cm | 31.5cm | |
胴回り | 87.0cm | 86.0cm | 87.0cm | 85.0cm | 84.5cm | |
太もも | 右 | 49.0cm | 50.0cm | 50.0cm | 51.0cm | 49.5cm |
左 | 49.0cm | 49.0cm | 51.0cm | 51.5cm | 49.0cm | |
ふくらはぎ | 右 | 37.0cm | 37.0cm | 37.0cm | 36.5cm | 37.5cm |
左 | 37.0cm | 37.0cm | 37.0cm | 37.5cm | 38.0cm |
週単位 | 60週間 | 70週間 | 80週間 | 90週間 | 100週間 | |
期日 | 2014.11.2W | 2015.1.3W | 2015.3.4W | 2015.6.1W | 2015.8.3W | |
首まわり | 38.0cm | 39.0cm | 39.0cm | 38.0cm | 38.5cm | |
肩幅 | 44.0cm | 44.0cm | 44.0cm | 44.0cm | 44.0cm | |
胸囲 | 90.5cm | 93.0cm | 93.5cm | 93.0cm | 92.5cm | |
前腕 | 右 | 27.5cm | 27.5cm | 27.0cm | 27.5cm | 28.0cm |
左 | 27.5cm | 27.0cm | 28.0cm | 27.5cm | 27.5cm | |
上腕 | 右 | 32.0cm | 32.5cm | 32.5cm | 32.0cm | 32.5cm |
左 | 31.0cm | 31.0cm | 31.0cm | 31.0cm | 31.0cm | |
胴回り | 82.0cm | 83.0cm | 85.0cm | 84.0cm | 86.0cm | |
太もも | 右 | 49.5cm | 49.0cm | 49.5cm | 51.5cm | 51.0cm |
左 | 51.0cm | 49.0cm | 51.0cm | 51.0cm | 51.5cm | |
ふくらはぎ | 右 | 37.0cm | 37.0cm | 37.0cm | 36.5cm | 37.5cm |
左 | 37.0cm | 37.0cm | 37.0cm | 37.5cm | 38.0cm |
週単位 | 110週間 | 120週間 | 130週間 | 140週間 | 150週間 | |
期日 | 2015.10.4W | 2016.1.1W | 2016.3.2W | 2016.5.3W | 2016.7.5W | |
首まわり | 38.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm | |
肩幅 | 44.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm | |
胸囲 | 94.5cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm | |
前腕 | 右 | 28.5cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm |
左 | 28.5cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm | |
上腕 | 右 | 32.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm |
左 | 31.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | cm | |
胴回り | 86.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm | |
太もも | 右 | 51.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm |
左 | 52.5cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm | |
ふくらはぎ | 右 | 38.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm |
左 | 38.0cm | 負傷中 | -cm | -cm | -cm |
ブルワーカーの短所から言えば、軽く使った1ヵ月前後の期間で、効果が簡単に分かるものではない。見た目部分ではハッキリしないし、身体が少々しまってきたかな程度だろう。使うのは簡単だけど、使い続けるには肉体面より精神面で大変な労力を必要とするわけだ。
普通の人では、たぶんこの「使い続ける」というのがネックだろう。使い続けている人は、本当に少数なのだ。実のところ、「使い続けると」いうのは自分でも挫折の繰り返しだったから……。
一方、長所はどうか? 使い続けていると、そのメリットが分かりだしてくる。自分自身の動向から最低でも2〜3ヵ月以上も使ってみれば、腕やおなか周りなどの筋肉部分が分かりだしてくる。もっともこの時点では、あくまでも「分かりだしてくる」というレベルだ。
自分自身の昔の経験からいえば、ランニングを始めてフルマラソンを走れるようになるまで1年間かかった。トライアスロンに挑戦したときは泳げなかったので、3.9Kmを泳げるようになるまで3年近くかかった。というように、そこに至るまではトレーニング期間が必要なのだ。だから、トレーニング教本やインストラクターを信じて進むしか方法はない。
この本「奇跡が起きる筋肉トレーニング」(PHP出版)では、ブルワーカーの効果についても解説している。
それによれば、(1)ブルワーカーは、実に四十二種類のアイソメトリック・トレーニングができるように設計されている。でも、(2)どのくらいの期間、使いましたか?というのが大きなネック。使い続けられない人の方が圧倒的に多いようだ。出張などの際に著者はブルワーカーを持っていくらしいが、(3)行き帰りの電車の中ではちびっと恥ずかしかったりするというのは分かる。過去に自分でも隣の席のおばさんに何度か聞かれたことがあるから……。
なお、2013年10月時点では絶版になっているので古本を購入した。でも「奇跡が起きる筋力トレーニング」の電子書籍も売っているようだ。
いまは1週間のうち、1回は休みを入れている。何か急用でもあれば、状況によって1週間で2回の休みを入れることになるだろう。こうしたことは、仕事や世間的な状況にもよる。
ブルワーカーのマニュアルには「1週間で5回のトレーニング、2回の休み」が記載されているものの、まだ2日間も休まねばならないほど疲れてもいない。いまのうちに休息に関する状況、特に筋力トレーニングに関する休息を調べておこうと思い立ったわけだ。
結論から言うと、よく分からない。積極的に休息日を設けろという超回復、また海外では休息は消極的意味合いだとか、もろもろ理屈がある。どうやら、トレーニングする筋肉の部位によっても疲労度が異なるようで、一律にこれが正しいとは言えないようだ。
しばらくは、「7日間で6回のトレーニング、1回の休息日」のままでいい。
と、思ったけど、30週目前後あたりから「7日間で5回のトレーニング、2回の休息日」とする。トレーニング、休息のバランスも重要だけど、長く続けることが最も重要だ。
いろいろトレーニングに関するサイトを見てみると、ウエイトトレーニングをやっていれば良いというものではなく、「筋トレと禁欲で自己改善して人生充実」ではトレーニング項目に「30分間のウォーキング」というのがあった。これなら時間も限られてため、自分でも実行できるだろう。
(1)30分間のウォーキングコース内に、小高い丘にある神社で石段がある場所を探す、(2)もしくは坂のあるコースを探す、(3)大昔のチベット僧のごとく、走るのではなく早歩きで歩行する、以上の3点をテーマとした。ボンヤリとして歩くのではなく、真剣に早歩きするのである。
トレーニング内容は、いたって簡単。走るのではなく早歩きなのだから、アップに5分、ウォーキング30分、ダウン5分と大まかな簡単計画を立てる。
やってみると、最初に決めたコースでは時間が余るようになってきたのだ。そうなると神社の石段の往復回数が増えてくるので、早歩きとはいえ息切れがしてくる。石段でトレーニングをしているオジサンたちは、たぶん「何やってんだ?」と思っていることだろう。自分は回峰行者のようだな……。
余談ではあるけど、本当かどうかはともかく、チベット僧の歩行術の状況は次のとおり。また、この文献は第2次世界大戦前のドイツ人によるレポートらしい。*5
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