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**最終ステージは急流もある川下り [#m1434d74]
 2日目の第4ステージは最後のステージだけに、アドベンチャーレースの魅力を存分にそなえた川下りラフティングだ。川を下る方法はふたつ。ひとつはボートで、もうひとつはボディーボード行われ、それぞれAタイプ12Km、Bタイプ6Kmのコースが準備されている。
**レースを盛り上げる名脇役 [#y467b826]
 1日目の ステージを終えた後は、選手はもちろん大会運営者まで全員が参加しての大パーティーとなった。レースの主役はあくまでも選手であるが、主役を飲み込むほどの名脇役がいてこそ価値あるレースとして名を残す。

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 川を下るとはいっても、流れに身をまかせていただけでは進まないし、すぐ浅瀬に乗り上げてしまう。川の流れを読み、いかに速い流れに乗って進めるかが試される。進め選手たち、感動の最終フィニッシュを目指せ。そこにはきっと大きな祝福と美味いビールが待っているはずだ。
 今回の2003年アドベンチャー・ワイルド・チャレンジレースMt.森吉 で名脇役を務めたのが「[[ヴェルビエントス>http://www5d.biglobe.ne.jp/~bellevi/]]」だった。フォルクローレのミュージシャンたちで、主に秋田県を舞台に活躍しているという。最初はフォルクローレといわれてもピンとこなかったし、彼らの説明を聞けばアンデスの音楽を中心にしているそうで、アンデスの音楽といえば知っているのは「コンドルは飛んで行く」ぐらいなもの。はっきりいって面白みを感じることはできなかった。

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&size(10){''第4ステージ【ボート、ボディーボードラフティング:Aタイプ=12Km、Bタイプ=6Km】''};&br;&size(10){激流ではないが、急な流れや大きな岩が点在するワイルドな川である。最終ステージにふさわしい舞台ではないか。};
 ところが演奏が始まってみると、先入観は吹き飛んだ。これが実にテンポよく、軽快で、しかもノリノリで踊れる。「[[ヴェルビエントス>http://www5d.biglobe.ne.jp/~bellevi/]]」のみなさんごめんなさい。機会があったら、また聞いてみたいし、彼らの演奏ではじけたいと心から思う。

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&size(10){▼ボート部門};&br;
#ref(cg_00491.jpg,nolink,around,ヴェルビエントス!);
&size(10){ヴェルビエントスによるフォルクローレの演奏が始まると、選手らのハートに火がついた。};
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#ref(tr27.jpg,left,nolink,急流をつかめ!);

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#ref(tr28.jpg,nolink,川の流れを読みながら進め!);

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&size(10){▼ボディーボート部門};&br;


#ref(tr29.jpg,left,nolink,ボディーボードがスタート);

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#ref(tr30.jpg,nolink,流れに乗れば一気に進む);

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#ref(cg_00571.jpg,left,around,nolink,スタートしてすぐに轟沈);
&size(10){スタート直後から急流の洗礼を受けて、轟沈するボートが続出した。};
#ref(cg_00501.jpg,left,around,nolink,踊り子さんには手を触れないでください!);
&size(10){ヴェルビエントスのダンサーが踊りを披露すれば最高潮。踊り子さんに手を触れるふらちな者が出てくる?};
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#ref(cg_00581.jpg,left,around,nolink,どけ!どけ!どかんかい!);
&size(10){急流の流れをつかめば一気にボートが進むのだ。};
#ref(cg_00511.jpg,left,nolink,around,ケーナの演奏);
&size(10){ケーナとは沈んだ音色の楽器だと思っていたが、プロのケーナ奏者が扱えばそれはそれは聞く者のハートを熱くさせる音色を奏でる。};
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#ref(cg_00601.jpg,left,nolink,around,アブ対策は必須だ);
&size(10){例年だと川面にはアブが大発生しているため、ネットを頭からかぶるアブ対策も作戦のひとつだ。しかし、今年は低温続きだったこともあり、アブの大群はいない。};
#ref(cg_00521.jpg,left,around,nolink,ヴェルビエントスのステージに酔う);
&size(10){フォルクローレは、こんなにも情熱的な音楽だったとは知らなかった。};
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#ref(cg_00591.jpg,left,around,nolink,前進あるのみ);
&size(10){ボディーボード選手も急流をつかむのに必死だ。};
#ref(cg_00531.jpg,left,around,nolink,体が勝手に動く!);
&size(10){ついつい身体が動いてステップを踏む選手に、拍手とやんややんやの大喝采。疲れているだろうに、レース以上にエネルギーがほとばしる。};
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 実に長い2日間だった。表彰式終了後、帰途に着いたのはもう19:00をまわっており、しのごが運転するわけではないが、それから高速道路をひた走って帰宅しなければならない。身体は疲労しているだろうに、アドベンチャーレースの興奮が醒めることもなく、車中ではレースの話で盛り上がったし、花火大会だったのだろう道中ではレースが無事終了したことを祝うような打ち上げ花火をも見ることができた。

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 翌日、日常に戻 ってから改めて考えた。なぜ、アドベンチャーレースあるいはトライアスロンレースは、あれだけの魅力を持ちえるのだろうかと。それは非日常空間のなかで、頼るべきものは自分しかいないというアイディンティティーを確認できるからではないだろうか。

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 ディズニーランドのようなアミューズメントパークがいくら非日常を演出して客を楽しませようとも、そこで得られるのは思い出(メモリー)だけで、いずれ時の流れとともに消え去る。だから常に新しい演出を与え続けなければならないのだ。自分自身での自己証明は、自己が確立している限り消え去ることはない。

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#navi(南の爪/これが「アドベンチャーレースMt.森吉」だ)

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**コメント [#e418a6a3]
何かあればどうぞ

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- レスキューとして一番最後から選手のみなさんを追いかけました。が、レスキューとて条件は選手の皆さんとまったく同じであります。 -- [[しのご]] &new{2006-10-16 (月) 19:13:37};
- いや〜ヴェルビエントス、よかったです。仙台にも何かのイベントで来てくれんかな。 -- [[しのご]] &new{2006-10-16 (月) 20:26:46};

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