このページは、「OpenOffice.orgってなんだ?」という人のための簡単な解説です。 #contents #br **OpenOffice.orgとは [#ned65fb4] #ref(oooimg.jpg,left,around,nolink,かもめ) OpenOffice.org(オープンオフィス ドット オルグ、通称オープンオフィス)は、「ワープロ」「表計算」「プレゼンテーション」「データベース」「図形描画」「数式」の6つのアプリケーションが用意された高機能なフリーの統合オフィスソフトです。 #br Microsoft Officeと高い互換性を持ちながら、誰でも自由にダウンロードして無料で利用できます。また、MS-Officeと操作性も似ているため、違和感なく操作できます。 #br ***LibreOffice登場 [#p828d1ff] #ref(libo.png,left,around,nolink,LibreOffice) さらに2010年後半からは、新たに[[LibreOffice>http://ja.libreoffice.org/home/]]が登場しました。OpenOffice.orgとほぼ同じものですが、微妙な違いがあります。両プログラムの違いを詳しく知りたい方は、[[日本OSS推進フォーラム>http://ossforum.jp/]]の[[OpenOffice.orgとLibreOfficeの比較情報(PDF)>http://ossforum.jp/jossfiles/Sup3.0_Compare_OpenOffice_and_LibreOffice.pdf]]をご覧ください。 **6種類のアプリケーション [#yc6cf664] +''Writer'' --ライターは、Wordと同様のワープロ機能です。簡単な文書作成から長文まで楽々と作成できる、便利な機能が充実しています。 +''Calc'' --カルクは、Excelと同じような表計算機能です。 表計算金額の計算や日誌を書いたり、表スタイルで計算/記録する場面で活躍します。 +''Impress'' --インプレスは、Power Pointと同様に発表用の資料作成専用ツールです。FLASH形式で保存、ブラウザで表示する機能も持っています。 +''Draw'' --ドローは、3D機能やレイヤー機能を持ったグラフィックツールです。図やイラストを描きたいときなどに活躍します。 +''Base'' --ベースはデータベース機能で、本格的なリレーショナル機能を持ち、データ入力フォームや帳票レポートを自在に開発できます。 +''Math'' --マスは、数式を作る機能です。数学や科学のテキスト、大学の論文などを執筆するときに活躍するツールです。 #br CENTER:''MS-Officeとの互換性の対応比較'' |機能|OpenOffice.org&br;Libre Office|MS-Office|互換性|h |ワープロ|Writer|Word|CENTER:○| |表計算|Calc|Excel|CENTER:○| |プレゼンテーション|Impress|Power Point|CENTER:○| |データベース|Base|Access|CENTER:―| |図形描画|Draw|描画機能|CENTER:―| |数式作成|Math|数式エディタ|CENTER:―| &size(10){※OpenOffice.orgはMS-Officeとの高い互換性を持っていますが、完全互換ではありません。}; #br **ダウンロード先 [#aa9a7306] ***OpenOffice.orgのダウンロード [#w86a4933] +最新版はバージョン3.3.0です(2011年2月現在)。最新バージョンは「[[OpenOffice.org日本語プロジェクト>http://ja.openoffice.org/]]」あるいは「[[OpenOffice.org日本ユーザー会>http://oooug.jp/]]」のサイトでご確認ください。 +Windows版、Linux版、Mac版とも[[日本語プロジェクト>http://ja.openoffice.org/]]からダウンロードすることができます。 +Windows版はバージョンによって下記のものが利用できます。 --OpenOffice.org 3.X:Windows2000 SP2以降、XP、Vista、7 --OpenOffice.org 2.X:Windows98、ME、2000、XP、Vista ***Libre Officeのダウンロード [#r7471df7] +最新版はバージョン3.4.4です(2011年11月)。最新バージョンは「[[LibreOffice(日本語サイト)>http://ja.libreoffice.org/home/]]」でご確認ください。 +Windows版、Linux版、Mac版とも[[LibreOffice(日本語サイト)>http://ja.libreoffice.org/home/]]からダウンロードすることができます。 #br **マニュアル [#z4c11232] -ドキュメントプロジェクトから[[オープンオフィス3入門ガイド>http://openoffice-docj.sourceforge.jp/wiki/Documentation/Beginers_guide3]]をダウンロードすることができます(もちろん無償)。PDF版とオープンオフィス版が準備されています。 -2.0のマニュアルは、[[PDFファイルで無償公開>http://ooosupport.good-day.net/ja/documents/manual/]]されています。 #br **サポート [#le8ff6ce] 質問などがあれば[[OpenOffice.org日本ユーザー会>http://oooug.jp/]]のQ&Aサイト、メーリングリストを活用するとよいでしょう。 -[[OpenOffice.org Q&A>http://oooug.jp/faq/]] -[[OpenOffice.org メーリングリスト参加>http://oooug.jp/ml/mailing_lists.html]] -さらに詳しくOpenOffice.orgについて知りたいという方のために、[[OpenOffice.org日本ユーザー会>http://oooug.jp/]]の「[[OpenOffice.orgドキュメントプロジェクト>http://openoffice-docj.sourceforge.jp/wiki/]]」のサイトもご覧ください。 #br **OOoの便利な機能 [#z820930c] +OpenOffice.orgで作ったファイルは、直接PDFファイルとして保存することが可能です。 +MS-Officeを読み込むことが可能であると同時に、MS-Office形式で保存することも可能です。 +アプリケーションの制限を受けないため、例えばWriterからCalcやImpressのファイルを新規作成することが可能です。 +ISO標準の「[[OpenDocument>http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenDocument]]」というファイル形式です。 +テキストデータの中身と画像ファイルを簡単に分離することができます。 +ファイルサイズが、従来に比べ小さい。 #br **OOoの不便な点 [#i3257ce5] +OpenOffice.orgには、MS-Officeのようなテンプレートが付属していません。 +OpenOffice.orgには、MS-Officeのような数多くのクリップアーはありません。ほんのわずかだけです。 +OpenOffice.orgは開発・進化が早いソフトであるため、マニュアル本はありますが、内容も追いつかず、種類も少ない。 +身近に操作方法などを教えてくれる人が少ない。 #br **コメント [#y23eafae] コメントなどないと思いますが・・・。 #hr - 知っている人には、当たり前の内容です。 -- [[しのご]] &new{2009-08-12 (水) 17:11:45}; #comment_nospam