オゾン脱臭システム「ダッシュeエアクリーニング」では、「環境調査プラン」としてホルムアルデヒドや臭い測定などの各種環境調査を行う。
まず、新築・リフォーム時の引渡し前のホルムアルデヒド調査を勧めている。特に、住宅部材や塗料などから発生するホルムアルデヒドガスは刺激臭が強く、シックハウス症候群の原因といわれているからだ。ホルムアルデヒド対策はクリーンな室内環境実現に欠かせない要素となっている。
シックハウス症候群とは、ホルムアルデヒドが原因で発症する化学物質過敏症で、新築住宅などで目がチカチカしたり、のどが痛くなったり、めまいや頭痛がしたりといった人体への影響を指す。ホルムアルデヒドは、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂などの樹脂、接着剤、塗料などに代表される防腐、殺菌剤などに広く使われてる。
住宅部材としては合板・パーチクルボード・MDF・フローリング等の接着剤、ビニルクロス、クロス糊の防カビ・防腐剤、また家具では合板・パーチクルボード、接着剤、カーテンのしわ防止剤などにビニルクロス、クロス糊の防カビ・防腐剤などに含まれている。*1
におい測定器により臭いの環境測定を行う。オゾン脱臭システム「ダッシュeエアクリーニング」を施工する場合は脱臭容量、既存換気設備なども同時に確認し、調査シートに記録することとなる。*2
ダッシュeエアクリーニングシステムは調査に基づき、多様な消臭ニーズに最適な提案から、オゾンによる脱臭・除菌・殺菌を行うエアクリーニング作業までトータルに対応できる室内空間の環境改善対策である。
1.準備作業
まず、作業計画書に基づいて作業内容を確認。次に、施工前の臭いを測定してからオゾン発生器「ダッシュe」器を配置し、タイマーをセットする。
2.エアクリーニング(脱臭)開始
エアクリーニングの中間・後半に保護マスクを着用して測定ポイントでのオゾン濃度を測定。所定濃度を確認後、必要に応じて追加対策を施し、計画時間や修正時間に応じて作業を進めて行く。
3.最終環境測定
換気装置を稼動させた場合*3は、オゾンが安全濃度まで低下したかどうかを測定*4すると同時に、臭い測定なども実施する。
4.作業終了
作業報告書に記入後、この報告書を提出してエアクリーニングは終了となる。*5
脱臭面積 | 脱臭容積 | 作業時間 |
1〜10坪 | 100m3以内 | 1.0時間 |
10〜20坪 | 200m3以内 | 1.5時間 |
20〜30坪 | 300m3以内 | 2.0時間 |
30〜40坪 | 400m3以内 | 3.0時間 |
40〜50坪 | 500m3以内 | 4.0時間 |
50〜60坪 | 600m3以内 | 5.0時間 |